七夕を前に ダイバーが魚の願いごと短冊で紹介 下関の水族館

7日の七夕を前に、下関市の水族館では水槽に潜ったダイバーが魚の願いごとを短冊で紹介する一風変わった催しが開かれています。

この催しは7日の七夕を前に下関市の水族館、「海響館」が開きました。
関門海峡の潮流を再現した大型の水槽に、ささ飾りを持って潜ったダイバーは、水槽の中からさまざまな魚の願いごとが書かれた短冊を紹介しました。
このうち、「カスザメ」は、砂に姿を隠してエサを待ち伏せすることから「どうか見つかりませんように」と読み上げていました。
また、「マサバ」は、群れで泳ぐことで外敵から身を守ることから、「どうか食べられませんように」などと魚の生態と願い事を紹介していました。
子どもと訪れた母親は「七夕の短冊を通して魚の願いを紹介するのがおもしろかった。涼しげなイベントで見応えがありました」と話していました。
海響館の展示スタッフ、加藤舞さんは「自分たちの願い事と比べて魚もいろんな願い事しているなと、想像力を働かせながら見ていただけたら」と話しています。
この催しは、7日まで開かれ、入り口近くの水槽には、「ギンガハゼ」や「シモフリタナバタウオ」など、七夕にちなんだ名前の魚も展示しています。