大雨 被害まとめ(午前11時半)

県警察本部や県内各地の警察によりますと、午前11時半時点で大雨による人的被害は確認されていないということです。

山口市によりますと、市内では住宅の浸水が相次いでいて床上浸水は小郡地域と大歳地域で2棟、床下浸水が小郡地域と宮野地域で2棟確認されています。
山口市小郡上郷では道路が大人の腰ほどの高さまで冠水して通行できずに乗用車が立ち往生し、近所の住民が心配そうに見守っていました。
地区の自治会長を務める75歳の男性は、「こんなに早くたくさん水につかるとは思わなかったので、驚いている。早く水がはけてほしい」と話していました。
また、周南市によりますと、周南市鹿野上の石ケ谷集落の市道、仁保谷線では、午前6時すぎに土砂の流出が確認されました。
直径10センチを超える大きな石などが市道の中央付近を覆い、車1台が何とか通れる状況です。
通行止めにはなっていないということです。
現在も水が勢いよく流れこんでいるため、市によりますと、1日は側道へ土砂を寄せる作業を行い、土砂の撤去は2日以降を予定しているということです。
警察や柳井市によりますと、柳井市新市では午前5時すぎに空き家が崩れているのが見つかり、市の職員が対応にあたっています。
けが人は確認されていないということです。
美祢市では、県道が水につかって一時、4トン車が立ち往生しました。
このほか、山口市や下関市で道路の冠水や通行止めが発生しています。