中学校で高校教諭が出前授業 光

高校の進学先について考えてもらおうと、光市の中学校で高校教諭による出前授業が行われました。

山口大学教育学部附属光中学校で行われた出前授業では、周南市の徳山高校の教諭6人が、中学2、3年生、合わせて140人ほどを対象に、5つの教科に分かれて授業を行いました。
このうち、3年生の理科の授業では、化学反応の実験が行われ、生徒たちは、液体の「メタノール」と固体の「サリチル酸」を混ぜた液体を加熱したところ、湿布などの成分にもなる「サリチル酸メチル」が生成されることを確認していました。
また、3年生の英語の授業では、人気アニメのドラえもんをめぐって、ドラえもんは22世紀にすぐに帰ったほうがいいかどうかについて英語で議論しました。
生徒たちは、「タケコプター」など秘密道具の名前や、キャラクターの特徴を示す英単語をあらかじめ学んだあと、「のび太はドラえもんに頼り過ぎて成長できていない」とか、「のび太が秘密道具を使うことで失敗から学ぶこともある」などと、肯定と否定の立場から意見を出し合っていました。
生徒たちは、「英語で伝える楽しさと難しさを学んだので今後さらに勉強したい」とか、「授業がとても充実していて高校生活が楽しみだ」と話していました。