「県人権推進指針」時代の変化にあわせ記述変更へ改定作業

山口県は「県人権推進指針」について、前回の改定から12年経過したことなどを踏まえ、性同一性障害が「医学的治療の対象となっている」という表現について「病気や障害ではなくなっている」と記述を変更するなど改定作業を進めています。

山口県は平成14年に策定した「県人権推進指針」について、前回の改定から12年が経過していることや、おととし、国際的な疾病の分類で「性同一性障害」が「性別不合」に名称変更されたことなどを踏まえ、見直しを進めています。
この中で、現在の指針で資料に記述されている「性同一性障害の問題」という表現を「性の多様性に関する問題」に改めるほか、性同一性障害が「医学的治療の対象となっている」という記述を「病気や障害ではなくなっている」と変更することにしています。
県は7月に予定しているパブリックコメントで、県民からの意見を募った上で最終案をまとめ、今年度中の改定を目指します。
県人権対策室は「県民一人ひとりの人権が尊重される豊かな地域社会を実現できるよう、改定作業を進めていきたい」と話しています。