「錦帯橋」がかかる錦川 恒例の鵜飼い始まる 岩国

国の名勝・「錦帯橋」がかかる岩国市の錦川で恒例の鵜飼いが、6月1日から始まりました。

錦帯橋近くの岩国市の錦川で行われる鵜飼いは、かがり火をたいた舟からひもでつないだ鵜を放してアユをとる昔ながらの漁法で、夏の風物詩として遊覧船で間近で楽しむことができます。
初日の1日は60人の招待客が遊覧船に乗り込み、料理を楽しみながら鵜匠たちがかがり火をたいた舟の上からひもで鵜をあやつってアユをつかまえる様子を見ながら拍手を送っていました。
鵜飼い遊覧船の乗客は新型コロナの影響で2020年にはおよそ1400人と大きく落ち込みましたが、その後、回復傾向で、去年は3600人ほどが乗船したということです。
ことしの鵜飼い遊覧船は9月10日までで、悪天候や川の増水時などをのぞいて毎日行われる予定で、4500人の乗客数を目指すということです。
岩国市観光協会の塩井亮太郎会長は「錦帯橋や鵜飼いを楽しんでもらいながら船頭の安全運航とおもてなしの心をぜひ皆さんに感じて欲しい」と話していました。