山口きらら博記念公園の整備 県が国に予算の確保や助言を要望

山口市にある山口きらら博記念公園の整備に向けて、県は、国の中国地方整備局に対し、予算の確保や助言などを求めました。

村岡知事は、28日、県庁で、土木建築部の幹部とともに国土交通省中国地方整備局の局長ら幹部8人と意見交換しました。
このなかで、県側は、山陰道や下関北九州道路など幹線道路網の建設の促進や、災害を防ぐための厚狭川の河川改修など、5項目を要望しました。
交流や集客の拠点を目指して県が大規模な整備を進めようとしている山口市の山口きらら博記念公園については、県は、予算の確保や民間活力の導入にあたっての助言を求めました。
これに対し、中国地方整備局の担当者は、「山口県の元気と活力を創出するための重要な事業と認識している。技術的な助言や情報提供は当然として、必要な予算確保にもしっかりと協力したい」と応じていました。
先週、この公園で行われた人気アイドルグループのイベントのあと、公園周辺で渋滞が発生し、終電に乗り遅れた多くのファンが新山口駅で一夜を過ごしました。
会議のあと、村岡知事は、「こうしたことが起きないよう、県としてもできる周知はしっかりやっていかなければならず、公園を整備するうえで、ハード・ソフト両面の対策を充実させていく必要がある」と述べました。