県内警察署 また聞きで捜査書類作成 巡査部長を処分

県内の警察署に所属する50代の男性巡査部長が、直接、事件関係者の話を聞かずに別の警察官から聞いた話を元に捜査書類を作成したとして、所属長訓戒の処分を受けました。

処分を受けたのは、県内の警察署に所属する50代の男性巡査部長です。
県警察本部によりますと、この巡査部長は、去年、別の警察官が捜査現場で事件の関係者から聞いた話を自分が聞いた話だと偽って捜査書類1通を作成したということです。
巡査部長は聞き取りに対して、「事件の関係者に自分で確認して書類を作成するのが面倒だった」などと話したということで、県警察本部は5月7日付けで所属長訓戒の処分にしました。
事件処理の過程で、巡査部長が直接、話を聞いていなかったことが発覚しましたが、その後の捜査に影響はないということです。
県警察本部監察官室は「指導・教養を徹底し、再発防止に努める」とコメントしています。