児童数少ない3小学校が合同授業 宇部

児童数が少ない3つの小学校の子どもたちが湖で一堂に会し、一緒にボートに乗るなどして交流する合同授業が宇部市で行われました。

宇部市の北部にある厚東、二俣瀬、小野の3つの小学校は、児童数が少ないことから毎年この時期に合同で授業を行い、友だちの作り方などを学んでいます。
24日は、3校合わせておよそ100人の児童が地元の湖のそばにある交流施設に集まり、ボートやお茶づくりなどに挑戦しました。
このうち、初心者でも手軽に扱えるEボートと呼ばれる10人乗りのカヌー体験では、インストラクターからパドルの持ち方やこぎ方の説明を受けたあと、3つの学校の混成チームで湖にこぎ出しました。
はじめは初対面で戸惑っていた子どもたちもかけ声をかけるうちに息が合い、軽快にボートを走らせていました。
また、宇部市特産のお茶の葉を蒸し器にかけたあと、熱いうちに手のひらでもむ「茶もみ」体験も行われ、子どもたちは会話を楽しみながら作業に取り組んでいました。
カヌーを体験した小野小学校5年生の女の子は「みんなでかけ声をかけると、すいすい進む感じがして楽しかったです。きずなを深めて親友のようになりたいです」と話していました。