山口県 障害者の年金支払い システムエラーで3日遅れに

保護者を亡くすなどした障害者に年金を支給する共済制度で、県は、システムエラーにより対象となる1000人余り、総額2800万円ほどの支払いが予定日より3日遅れたと発表しました。

心身に障害がある人は、家族などの保護者が毎月一定の掛け金を県に納めると、保護者が死亡したり重度の障害を負ったりした場合に毎月、最大で4万円の年金を受け取ることができます。
県はこの年金を毎月20日に振り込んでいますが、5月上旬にシステムエラーが発生し対応を進めたものの間に合わず、対象となる1064人、総額2874万円の支払いが3日遅れて23日に支払われたということです。
県は振り込みが予定日に間に合わないことを把握していましたが、「振り込み日を確定できないとかえって混乱を招く」として事前に案内をせず、予定日にはおよそ40人から問い合わせを受けたということです。
県は、今後システムの仕様を見直すとともに、支払いの遅れをおわびする文書を送付することにしています。
県障害者支援課は「受給者に大変な迷惑をおかけしたことをお詫びしたい。同様の事態を起こさないよう努めて参ります」と話しています。