県警察本部 第2種免許の学科試験 英語で受験可に

バスやタクシーのドライバー不足が深刻化するなか、政府が外国人労働者の受け入れ分野に自動車運送業を加えたのを受けて、山口県警察本部は、第2種免許の学科試験を英語でも受験できる運用を先月(4月)末から始めました。

政府は、ことし3月、人手不足の分野で外国人労働者を受け入れている「特定技能」について、バスやタクシーなどの自動車運送業の分野を新たに追加することを決めました。
これを受けて、県警察本部は、バスやタクシーなどの運転に必要な第2種免許の学科試験を、英語で受験できる運用を先月30日から始めました。
英語による試験は、山口市の県総合交通センターで受けることができ、受け付けは、月曜から木曜の午前9時から午前9時半まで行っています。
また、県内で暮らすインドネシア人やネパール人が増えていることを受け、第1種免許、原付免許、仮運転免許の学科試験について、インドネシア語とネパール語で受験することが可能になりました。
県警察本部にによりますと、インドネシア語での学科試験の導入は全国で初めてだということです。
県警察本部運転免許課は、「外国人の方が円滑に学科試験を受験できる環境を構築できた。今後、その他の言語の導入についても、社会情勢に合わせながら検討していきたい」と話しています。