コウホネの黄色い花 境内に鮮やかな彩り 萩 大照院

萩市にある寺の池で黄色いコウホネの花が咲き始め、初夏の境内に鮮やかな彩りを添えています。

コウホネが咲いているのは江戸時代の藩主・毛利氏の菩提寺で、萩市の観光名所としても知られている大照院の本堂裏にある池です。
コウホネは湖や川などの水辺で育つスイレン科の多年草で、水面から伸びた茎の先に3センチほどの小さな黄色い花を咲かせます。
コウホネの黄色い花と青々と生い茂った葉の隙間では、卵からかえったばかりのおたまじゃくしが元気よく泳ぐ姿も見られ、境内の水辺は初夏らしい雰囲気に包まれていました。
ボランティアで寺の案内をしている中村光江さんは、「ことしもきれいに咲き始めました。鮮やかな黄色い花を眺めていると幸せな気持ちになります」と話していました。
大照院によるとコウホネはこのあとも次々と花を咲かせ、見頃は8月下旬まで続くということです。