山口県立大学　文系学部再編　新学科設置を発表

山口市にある山口県立大学は、来年度から文系の学部を再編し、情報科学について学ぶ新たな学科を設置することを発表しました。

山口市にある山口県立大学は１３日の記者会見で現在、国際文化学科と文化創造学科の２つの学科からなる「国際文化学部」を再編し、来年４月から「情報社会学科」を新たに設置することを明らかにしました。
この学科ではデータ分析やＡＩ＝人工知能などを専門に学び、将来的にデジタル技術によって地域や企業が抱える課題を解決できる人材の育成を目指すということです。
また、インターネット上の仮想空間「メタバース」による教育環境を新たに整備することで、県内の高校との高大連携の強化だけでなく、他大学との合同授業や企業との連携強化にも活用する予定です。
情報社会学科の令和７年度の定員は４０人を想定していて、国際文化学部のほかの２つの学科や社会福祉学部の定員を減らすということです。
山口県立大学の田中マキ子学長は「デジタルの素養とビジネスマインドを取り入れることで、情報ビジネスを生活者視点で活用できる他大学にない新たな教育ができるのではないか」と話しています。