50代男性が1000万円余被害 「ロマンス詐欺」とみて捜査

防府市の50代の男性がSNSで知り合った外国籍の女性を名乗る人物からうその話を持ちかけられ、現金1000万円あまりをだまし取られました。
警察は相手の恋愛感情につけ込んで金銭をだまし取る、いわゆる「ロマンス詐欺」とみて捜査しています。

警察によりますと、3月14日、防府市に住む50代の公務員の男性にSNSを通じて外国籍の女性を名乗る人物から「友達になりましょう」などと書かれたメッセージが届きました。
その後、やり取りを続ける中で、この人物から「仕事を辞めて日本に永住し、あなたと生活したい」とか「仕事で得た報酬を受け取ってもらいたい」などといったメッセージが届き、報酬を運搬する運送会社を名乗る人物を紹介されました。
男性はこの人物とメールでやり取りし、運搬費などの支払いを求められたため、4月13日までに指定された銀行口座にあわせておよそ1028万円を振り込んだということです。
その後、男性が家族に相談して被害が発覚したということで、警察は相手の恋愛感情につけ込んで金銭をだまし取る「ロマンス詐欺」とみて捜査しています。
県内では、「ロマンス詐欺」と見られる手口の被害が相次いでいて、警察はSNSで金を要求するのは詐欺の手口だとして、金を支払う前に警察や家族に相談するよう呼びかけています。