大型連休前に 観覧車から救出 遊園地で消防訓練 下関

大型連休を前に、下関市の遊園地で消防訓練が行われ、観覧車から客を救出する手順などを確認しました。

訓練が行われたのは、関門海峡に面した下関市あるかぽーと、地区にある遊園地の「はい!からっと横丁」です。
23日は、小雨が降るなか、遊園地のスタッフや下関市消防局の消防隊員など合わせて30人が参加しました。
訓練は、高さ60メートルの観覧車のモーターがある電気室から火が出たという想定で行われ、遊園地スタッフが初期消火を行う一方、通報を受けた消防のはしご車やポンプ車が駆けつけました。
そして、観覧車に取り残された客を救助する訓練では、消防隊員がはしご車で高さおよそ25メートルのゴンドラまで上がり、隊員がふんする客1人をゴンドラから慎重に救出していました。
このほか、ゲームコーナーでの火災発生を想定した訓練では、訓練用のスモークを使った視界が悪いなかでの消火や避難誘導なども行われ、参加者たちは、真剣な表情で、それぞれの手順などを確認していました。
遊園地によりますと、大型連休中は、1年で最も来場者が多い時期で、なかでも観覧車は1日およそ1000人の利用を見込んでいるということです。
「はい!からっと横丁」の渡邊剛 所長は、「訓練を通じて、安全に運行できることが確認できたし、より一層安全に気をつけて運営していくので、安心して遊びにきてほしい」と話していました。