県警 生活安全部に2つの新たな課 児童虐待への対応など強化

児童虐待への対応や繁華街の防犯対策などを強化するため、山口県警察本部は今年度から生活安全部に2つの新たな課を設けました。

今月(4月)、新たに発足したのは、生活安全部の「人身安全・少年課」と「生活安全捜査課」です。
「人身安全・少年課」は49人体制で、児童虐待やストーカーの対応を担当していた人身安全対策課と少年課の育成・支援部門を統合して発足しました。
また、「生活安全捜査課」は21人体制で、生活環境課と少年課の捜査部門を統合し、主に悪質商法や闇バイトなどの取り締まりを行うということです。
警察によりますと、去年1年間に県内で検挙・補導された少年は265人で、非行行為を防ぐ対策が求められているということです。
人身安全・少年課の貞廣義徳 次長は、「新しい課になったことで情報を共有しやすくなり、問題を抱えている方の声をより聞くことができると思う」と話していました。
また、生活安全捜査課の藤田正吾 次長は、「SNSを通じて少年が犯行に加担させられる事案も起きているので、ほかの課とも連携しながら対処していきたい」と話していました。