こどもの日前に こいのぼりの「川わたし」 山口

5月5日のこどもの日を前に、山口市で子どもたちが川の両岸に取り付けたワイヤーにこいのぼりを掲げる「川わたし」が行われました。

山口市徳地島地を流れる島地川で行われた「川わたし」には、地元の小学校と保育園の子どもたちあわせて32人が参加しました。
はじめに児童と園児たちは、川の両岸をつなぐ橋の脇に設置された上下2本のワイヤーに長さ4メートルほどのこいのぼり41匹を2メートル間隔で取り付けていきました。
そして、「せーの」という声を合図に子どもたちはワイヤーから手を離すと、こいのぼりが幅およそ50メートルの川面の上で風を受けて元気よく泳ぎ、子どもたちは歓声をあげていました。
「こいのぼりの川わたし」は25年ほど前からこどもの日にあわせて、島地川の複数の橋で行われてきましたが、人手不足で10年前にいったん中止となりました。
しかし、地域を再び活性化させようと3年前に復活し、おととしからは子どもたちも参加するようになりました。
6年生の男子児童は、「こいのぼりがうまく揚がってよかった」と話し、4年生の女子児童は、「島地を訪れる多くの人たちに見てほしい」と話していました。
島地川のこいのぼりは、5月中旬まで掲げられます。