中間貯蔵施設建設に反対の市民団体 関電に中止求める署名提出

使用済み核燃料の中間貯蔵施設の建設に向けた調査が上関町で進められるなか、計画に反対する地元の市民団体が、16日、中止を求める署名を関西電力に提出しました。

署名を提出したのは、山口県で平和や環境保護に関する活動に取り組む5つの市民団体の代表たちで、16日、大阪・北区の関西電力本店を訪れ、計画の中止を求める26万人余りの署名を提出しました。
関西電力は、原発のある福井県から使用済み核燃料を県外に搬出するよう求められていて、中国電力とともに上関町で中間貯蔵施設の建設に向けた調査を進めていて、町も調査を受け入れています。
署名を提出した市民団体の代表の小中進さんは、「電力会社は『危険はなく安全だ』と主張するが、それならば関西電力管内に施設を建設すべきで、なぜ廃棄物を山口県に持ってくるのか。関西の人たちにも自分ごととしてとらえてほしい」と話していました。
署名の提出について、関西電力は「コメントを差し控えます」としています。