介護政策提言団体県支部 村岡知事に介護の質向上後押し求める

介護に関する政策を提言している業界団体の山口県支部が、去年12月に設立されたことを受けて、支部長らが県庁の村岡知事を訪れ、介護の質の向上のための後押しを求めました。

県庁の村岡知事を訪れたのは、政府に対して介護に関する政策提言などを行う一般社団法人「全国介護事業者連盟」の山口県支部の齊藤昌昭 支部長ら13人です。
齊藤支部長は、去年12月に県内の有志が集まり、全国で45番目になる支部を設立したことや、設立総会をことし6月に開催することなどを説明しました。
これに対し、村岡知事は、「介護の質と量の向上が国全体の福祉の向上につながる。事業者どうしの連携は心強く、人材の確保などに一緒に取り組みたい」と述べ、設立総会への出席を快諾しました。
県支部では、介護現場の声を国に届けるパイプ役としての役割を期待して、県に対し、政策などを提言することにしています。
齊藤支部長は、「山口県は全国で3番目に高齢化率が高く、連盟の二大テーマである『介護の産業化』と『生産性の向上』に、他県よりもいっそう力を入れて取り組んでいきたい」と話していました。