「長州黒かしわ」の「GI」登録 生産者団体が長門市長に報告

県が開発した地鶏、「長州黒かしわ」が、「GI」と呼ばれる国が地域ブランドを保護する制度に登録されたことを受けて、生産者団体の関係者が、地元の長門市役所を訪れ、市長に登録を報告しました。

16日は、「長州黒かしわ」を生産している長門市にある深川養鶏農業協同組合の末永明典 組合長らが、市役所を訪れ、国が地域ブランドを保護する「GI」=地理的表示保護制度に登録されたことを江原市長に報告しました。
これに対し、江原市長は、「市としても登録を機に『長州黒かしわ』を全国にPRしていきたい」と応じていました。
「長州黒かしわ」は、国の天然記念物の「黒柏鶏」をベースに、県が開発した地鶏で、通常のニワトリの2倍ほどの3か月前後にわたって広い地面に放し飼いにすることで身が引き締まり、歯ごたえや味わいがよくなるということです。
組合によりますと、現在は、長門市と美祢市の合わせて4戸の農家が生産し、今年度は、昨年度より8000羽多い5万羽の出荷を目指しているということです。
報告を終えて、末永組合長は、「全国各地の地鶏の産地と協力しながら、海外への展開も視野に、日本の地鶏や養鶏産業を盛り上げていきたい」と話していました。