記者解説 下松市長選挙 現職の国井氏が3回目の当選

現職と新人による2人の争いとなった下松市長選挙は14日投票が行われ、無所属の現職で、自民党が推薦する国井益雄氏(74)が3回目の当選を果たしました。

下松市長選挙の開票結果です。
国井益雄、無所属・現。当選。1万2657票。
井川明美、無所属・新。7410票。
平成16年以来20年ぶりの選挙戦となった市長選挙は無所属の現職で自民党が推薦した国井氏が、新人の井川氏を破って3回目の当選を果たしました。
国井氏は下松市出身の74歳。
下松市の職員や山口県議会議員を経て平成28年の下松市長選挙で初当選しました。
15日午前9時半ごろ、国井市長は市役所に登庁し、職員に拍手で迎えられました。
そして、およそ100人の職員を前に「産・官・民、オール下松で行政を遅滞なく進めていただきたい」と訓示しました。
このあとの記者会見で、国井市長は選挙戦を終えた心境について「3期目になるが、今回は選挙を戦っての当選で気持ちは全く違う。新たな気持ちで、下松市の行政のかじ取りをしなければならないという責任を改めて感じている」と述べました。
その上で「下松市は人口減少になっていて、その対策として子どもを大事にするとともに企業誘致でさらに活気のあるまちにしたい。高齢者の健康作りにも取り組みたい」と3期目の抱負を述べました。
国井市長の任期は4年後の令和10年4月24日までとなっています。
下松市長選挙の投票率は43.98%で、これまで最も低かった昭和63年の48.62%を下回り、過去最低となりました。