下松市長選 現職の国井氏が3回目の当選

現職と新人による2人の争いとなった下松市長選挙は14日投票が行われ、無所属の現職で、自民党が推薦する国井益雄氏(74)が3回目の当選を果たしました。

下松市長選挙の開票結果です。
国井益雄、無所属・現。当選。1万2657票。
井川明美、無所属・新。7410票。
平成16年以来20年ぶりの選挙戦となった市長選挙は無所属の現職で自民党が推薦した国井氏が、新人の井川氏を破って3回目の当選を果たしました。
国井氏は下松市出身の74歳。
下松市の職員や山口県議会議員を経て平成28年の下松市長選挙で初当選しました。
今回の選挙戦で国井氏はこまめに地域を回ったり、イベントに顔を出したりして選挙活動を展開しました。
選挙戦では子どもの医療費を高校生まで無償にする施策に道筋をつけたことなど2期8年の実績をアピールするなどして支持を広げました。
下松市長選挙の投票率は43.98%で、これまで最も低かった昭和63年の48.62%を下回り、過去最低となりました。

3回目の当選を果たした国井氏は「市長を務めた2期8年の実績に支持をいただいたと感じた。子育て環境の整備や企業誘致で人口減少対策を講じるとともに産業界と行政、市民が力をあわせて光り輝く住みよさ日本一の下松市をみなさんと一緒に作っていきたい」と述べました。

落選した井川氏は「このような結果になって本当に申し訳ない。組織に負けた。とても残念だが、これが結果なので、しかたないと思う。20年間選挙がなかったということで、下松市民が選挙がどれだけ大事か確認できたところは少し満足している」と述べました。