春の味覚 たけのこの収穫が本格化 萩

春の味覚、たけのこの収穫が萩市の山間部で本格化しています。

このうち萩市福栄地域にある藤田路乃さんの竹林では、4月に入ってから暖かい日が続いたことから、「もうそう竹」のたけのこが多く出始めました。
藤田さんは雨上がりとなった9日午後、竹林に入り、先端が地表からのぞくたけのこを見つけては、先端が向いている方向からクワを入れて次々と掘り出していました。
たけのこの収穫を28年間続ける藤田さんによりますと、ことしはイノシシなどによる被害もなく、よい出来栄えだということです。
この日は1時間半で長さ30センチ前後のたけのこ、およそ50本がとれ、藤田さんは「初めての収穫にしては思ったよりたくさんとれて良かった」と顔をほころばせていました。
収穫したたけのこは、さっそく夫の新太郎さんと一緒に皮をむき、2時間ほど鍋でゆであげて、えぐみのない「ゆでたけのこ」に調理していました。
「ゆでたけのこ」は萩市内の道の駅や直売所で販売されるということです。
萩市でのたけのこの収穫は4月下旬にピークを迎え、5月初めまで続きます。