国道2号山口から防府間を4車線化 渋滞緩和へ

慢性的な渋滞の緩和のため、国土交通省は今年度、国道2号の山口市と防府市の間のおよそ3キロの区間を、4車線化する事業に着手すると発表しました。

国道2号の山口市鋳銭司と防府市台道の間のおよそ2.8キロの区間は、1日におよそ2万7000台が通行しますが、県内の国道2号では数少ない片側1車線の2車線となっていて、朝や夕方の時間帯には、慢性的に渋滞が発生していました。
周辺には産業団地が多く立地していることから、物流への影響も大きいとして、県や地元自治体などが車線の拡幅を求める要望を国に繰り返し行ってきました。
この区間について国土交通省は、今年度、片側2車線の4車線に拡幅する事業に着手すると発表しました。
今年度の予算額は5000万円で、まずは地質調査や測量などを行う予定です。
村岡知事は「国道2号は本県の産業力・観光力を強化するとともに、国土強靭化や県民の安心・安全を確保する重要な幹線道路であり、国には早期整備に向け、スピード感を持って取り組んでいただくよう期待している」とコメントしています。