下松市長選告示 現職・新人の計2人が立候補


任期満了に伴う下松市の市長選挙が、7日告示され、いずれも無所属の現職と新人のあわせて2人が立候補しました。

下松市長選挙に立候補したのは、届け出順にいずれも無所属で、新人の会社役員、井川明美氏(68)と、3期目を目指す現職で自民党が推薦する国井益雄氏(74)の2人です。
下松市長選挙は平成16年以来20年ぶりの選挙戦となりました。
各候補の訴えです。
井川候補は「市民と話をするうちに下松市でこんなに物事がストップしていることにがく然とした。取り戻さなければならない。大きなものを建てるより、市民の生活にお金を使っていきたい」と訴えました。
国井候補は「市の住みやすさを実感してもらうために、安全・安心で子どもを大事にしてお年寄りが健康なまち、そして下松市が今以上に活気のあるまちにする。その役割を私に任せてほしい」と訴えました。
下松市は人口およそ5万6000人。
瀬戸内海に面して自然に恵まれていて商業施設などを備えた市街地が特徴で、輸送や鉄鋼、それに半導体に関わる製造業が中心的な産業です。
選挙戦では現職の2期8年の市政運営に対する評価をはじめ、子育て支援など人口減少対策、地元企業への支援や企業誘致をめぐって論戦が交わされる見通しです。
下松市長選挙は今月14日に投票が行われ、即日開票されます。