ミニチュアアート 田中達也さんの作品展 防府

身近にある日用品や食品サンプルと人形を組み合わせてユニークな情景を再現するミニチュアアートで知られる田中達也さんの作品展が防府市で始まりました。

ミニチュア写真家で見立て作家の田中さんの作品展にはミニチュア作品や写真パネルなどおよそ170点が展示されています。
このうち、「おスシティー」は、回転ずしのレーンを回る食品サンプルのすしを道路を走る車に、積み重ねたすし皿を高層ビル街に見立てた作品で、大都市の情景が表現されています。
「今“ふぐ”に救助します」は山口県の会場限定の作品で、薄く切って盛り付られた下関市特産のフグを荒波に見立てて、ヘリコプターが転覆した船の人を救助する様子を再現しています。
家族で訪れた岩国市の女性は「子どもたちが回転ずしを見ていると思ったら高速道路になっていてびっくりしました。クスッと笑えるタイトルもおもしろいです」と話していました。
田中さんは「みなさんの知っているものがアート作品として飾っているのが特徴で、家に帰ったときに日常にあるすべてのものが特別なものに見えてしまう変化を楽しんでほしい」と話していました。
この作品展は5月12日まで、休館日の火曜日を除いて防府市の地域交流センター「アスピラート」で開かれています。