インフルエンザ感染者数の平均 3週連続で減少も警報継続

3月31日までの1週間に県内でインフルエンザと診断された感染者数の平均は、3週連続で減少したものの警報の基準を上回っていて、県は感染症対策の徹底を呼びかけています。

3月31日までの1週間に県内67の医療機関でインフルエンザと診断された人は、1医療機関あたりの平均で12.51人と前の週より1.16人減りました。
感染者数は3週連続で減少したものの、警報の基準となる平均10人を依然として上回り、県は引き続き全域に警報を発令しています。
保健所の管内別では多い順に山口管内が24人、長門管内が21.33人、萩管内が16人、周南管内が15.08人、宇部管内が12.6人、岩国管内が8.25人、下関管内が8.08人、防府管内が8人、柳井管内が3.2人となっています。
また、子どもを中心に高熱や結膜炎などの症状が出る「咽頭結膜熱」の平均感染者数は0.93人と、前の週よりも0.02人減り、警報の基準となる1人を下回っていますが、県は傾向を見極めたいとして警報を継続しています。
新型コロナについては県内67の医療機関の平均感染者数は3.82人で前の週より0.25人減りました。
保健所の管内別では多い順に防府管内が6.8人、長門管内が6人、岩国管内が5.25人、柳井管内が4.6人、周南管内が4.25人、山口管内が4.13人、下関管内が2.62人、宇部管内が1.9人、萩管内が0.67人となっています。
県健康増進課は「インフルエンザの感染者数は高い水準にあり、十分な換気やこまめな手洗いとともに重症化につながるリスクがある病院などではマスクの着用を心がけてほしい」と呼びかけています。