国の登録有形文化財 幼稚園の園舎焼ける 下関

2日午前、下関市で、明治時代に建設された国の登録有形文化財になっている幼稚園の園舎が焼ける火事があり、警察や消防が詳しい原因を調べています。
この火事によるけが人はいませんでした。

2日午前10時半ごろ、下関市上田中町2丁目の「めぐみ幼稚園」の関係者から、「建物が焼けている」と消防に通報がありました。
消防車11台が出て、火はおよそ1時間後に消し止められましたが、木造2階建ての「めぐみ幼稚園第二園舎」、およそ150平方メートルが半焼しました。
この火事によるけが人はいませんでした。
下関市によりますと、「めぐみ幼稚園第二園舎」は、明治時代に外国人宣教師の住宅として建てられた木造2階建ての建物で、明治38年に現在の場所に移築され、平成19年に国の登録有形文化財になりました。
幼稚園によりますと、園舎では、出火当時、園が発注した業者が庭の樹木を剪定しながら草を焼いていたということで、消防と警察では、実況見分を行って火事の原因を詳しく調べています。
現場は、下関市役所本庁舎の北およそ800メートルの丘陵地で、多くの住宅などが建ち並んでいます。