うその投資話で宇部の50代会社員が2000万円被害

宇部市の50代の会社員がSNSで投資家を名乗る人物からアプリを使ったうその投資話を持ちかけられて現金2000万円をだまし取られ、警察は詐欺事件として捜査を進めています。

警察によりますとことし1月下旬ごろ、宇部市の50代の女性会社員が株式投資を専門とする投資家のSNSを見つけて連絡したところ、投資家を名乗る人物からグループのSNSに招待されました。
続いて、この人物から「3000万円を投資すれば900万円の利益が得られる」というメッセージが届き、紹介されたアシスタントに勧められた専用のアプリを通して、2月から3月にかけてインターネットで4回にわたってあわせて2000万円を振り込んだということです。
振り込んだ金額はアプリに反映され、株の取り引きを始めると利益が1300万円出ているように表示されたため、女性が全額を出金しようとしたところ、決算が終わらないと出金できないと伝えられました。
不審に思った女性は警察に相談し、その後、出金の申請をしたところ、税金や手数料として350万円を振り込むよう要求されたことから被害に気づいたということです。
警察は詐欺事件として捜査するとともに、投資を装ってSNSでお金を要求するのは詐欺の手口で、支払う前に家族や警察に相談するよう注意を呼びかけています。