パラスポーツの体験方法を考える催し 山口

ことし8月からフランス・パリで始まるパラリンピックを前に、学生たちにパラスポーツの体験方法について考えてもらう催しが山口市で開かれました。

多くの人にパラスポーツを身近に感じてもらおうとNHK山口放送局が開いた催しには、県内の大学生などあわせて10人が参加しました。
はじめに、パラスポーツをアニメで描くNHKの番組、「アニ×パラ」のプロデューサーがパラスポーツを取り巻く状況を説明し、「間近で見るとパラアスリートのすごさがよくわかるが、なかなか一般の人に知られていないので、そのすごさが伝わるような体験方法を考えてほしい」と呼びかけました。
続いて、参加者たちは2つのグループに分かれて、「視覚障害者柔道」を安全に体験してもらう方法について意見を交わし、「目隠しをして後ろ向きにマットに倒れ込んでもらえば安全に体験できる」とか、「競技だけでなくパラアスリートのふだんの生活を知ってもらえばより理解が深まるのでは」などといった意見が出ていました。
29日に出たアイデアは、アニ×パラのイベントなどで活用されるということで、参加した男子学生は、「ふだんは障害やパラスポーツについて考える機会はないので、視覚障害者柔道を伝えることを通して共生社会についても考えていきたい」と話していました。