山陽小野田市 空き家の適正管理でシルバー人材センターと協定

管理されないまま放置される空き家の増加を防ごうと、山陽小野田市は、地元のシルバー人材センターと協定を結び、空き家の見回りや修繕などを行ってもらうことになりました。

山陽小野田市役所では、28日、協定の締結式が行われ、藤田市長とシルバー人材センターの藤村安彦理事長が協定書に署名しました。
協定では、空き家の管理について、離れたところに住む所有者などから相談を受けた際に、市はシルバー人材センターを紹介することにしています。
そのうえで、シルバー人材センターは、所有者からの依頼があれば、有料で会員を空き家に派遣して家の状況を報告するほか、草刈りや庭木のせんてい、外壁の修繕などを行うということです。
管理が行き届いていない空き家をめぐっては、老朽化に伴って倒壊のおそれがあるなど、地域の防災や防犯などへの悪影響が懸念されています。
山陽小野田市がおととし(令和4年)に行った調査では、市内で2338戸の空き家が確認され、このうち、およそ100戸が、老朽化で倒壊のおそれなどがあるということです。
山陽小野田市シルバー人材センターの藤村 理事長は、「モットーとしている親切で丁寧なサービスで空き家を管理するので、安心して任せてほしいです」と話しています。