「技能グランプリ」で入賞 山口県代表の6人が知事に報告

料理や裁縫などさまざまな業界の熟練技能者が日本一を競う「技能グランプリ」で、入賞した山口県代表の6人の選手が県庁を訪れ、知事に喜びを報告しました。

県庁の村岡知事を訪れたのは、先月(2月)、福岡県などで開かれた「技能グランプリ」で入賞した山口県代表の選手6人です。
「技能グランプリ」は、日本料理や、着物を仕立てる「和裁」など、30の種目で熟練技能者が日本一を競う2年に1度開かれる大会で、6人の入賞は山口県勢として過去最多になりました。
村岡知事は、「この結果は日頃のたゆまぬ努力と周りの支援のたまもので、うれしく誇らしく思います。ものづくりが山口県の強みなので、ますます腕を磨き、後輩たちの育成にも力を入れてほしい」とねぎらいました。
続いて、6人がそれぞれ大会を振り返り、造園の種目で最年少で金賞を受賞した山口市の坂本友司さん(25)は、出場者が名の通ったベテランぞろいのなか、「年齢は関係ない」という強い気持ちで臨んだことなどを説明していました。
6人のうち、唯一、金賞を受賞した坂本さんは、「父親が造園会社の3代目の社長で、周りから『七光り』とみられることも多く、自分の力を証明したかった。ここが通過点だと思って、より高みに上がっていきたい」と話していました。