野外彫刻展「UBEビエンナーレ」ギネス世界記録に認定 宇部

宇部市で60年以上にわたって開かれている国際的な野外彫刻展、「UBEビエンナーレ」が、“最も長く続いている野外彫刻展”として、ギネス世界記録に認定されました。

宇部市の「ときわ公園」で2年に1度、秋に開かれる「UBEビエンナーレ」は、市民運動をきっかけに昭和36年に始まった野外彫刻展で、今では若手彫刻家の国際舞台への登竜門として海外からも評価されています。
ことし2月に、宇部市が、“最も長く続いている野外彫刻展”としてギネス世界記録に申請したところ、このほど認められ、公式認定員が「ときわ公園」を訪れ、認定証を篠崎市長に手渡しました。
篠崎市長は、「これからも市民が一緒になって、先人が育んできた彫刻の文化を守っていきましょう」とあいさつしました。
これまでに「UBEビエンナーレ」に出展された作品216点が、園内や市内の公共施設などに移設して展示され、彫刻を生かした観光やまちづくりにも貢献しています。
15年前から「UBEビエンナーレ」を担当する宇部市文化振興課の三浦梨絵 学芸員は、「ことし彫刻展が30回目を迎えるので、節目の年に認定されうれしいです。たくさんの人に見に来てもらえるきっかけになると期待しています」と喜んでいました。