県内鉄道の利用促進へ 優秀な取り組みの団体・個人の表彰式

県内の鉄道の利用促進に向けて優秀な取り組みを行った団体や個人の表彰式が県庁で行われました。

人口減少などで利用者の減少傾向が続く県内の鉄道について、山口県は今年度から利用促進に取り組む団体や個人を「やまぐちローカル線応援団」として登録し、優秀な取り組みを表彰することになりました。
22日は県庁で5つの団体と3人の個人が表彰され、受賞者に表彰状と副賞の賞金や旅行券が手渡されました。
このうち、団体で表彰された山口市のITやビジネスの専門学校、「山口コアカレッジ」は学生らが学内行事のスナップ写真、およそ2500枚を組み合わせて、縦1.6メートル、横1.8メートルほどの「DLやまぐち号」のモザイクアートをつくり、学校や山口市の道の駅に展示しました。
また、個人では、山口市の浜中裕史さんら3人が表彰され、いずれも、JR美祢線や山口線など県内の鉄道や沿線の風景などの写真をインスタグラムに投稿して、魅力を発信しました。
「山口コアカレッジ」の古谷修一校長は「鉄道で通学している学生を中心にモザイクアートに挑戦した。取り組みが評価されてうれしい。今後も山口線を中心にローカル線の魅力を発信したい」と話していました。