山口学芸大学で卒業式 教員や保育士などとして新たな一歩

山口市の山口学芸大学で卒業式が行われ、およそ80人の卒業生が教員や保育士などとして新たな一歩を踏み出しました。

教員や保育士などの育成に力を入れている山口学芸大学では、教育学科の82人の学生が卒業式に臨みました。
式では、三池秀敏学長が、卒業生代表の冨士野渚さんに卒業証書を手渡し、「卒業は終わりではなく始まりで、新しい知識の習得に全力を注ぎ、知恵に変える努力を積み重ねることで未来を変えられる」と激励しました。
そして、卒業生を代表して河村郁佳さんが、「4年間で幾多の試練を乗り越えてきたように、社会人として美しい花を咲かせられるよう、困難を乗り越えていきます」と決意を述べました。
最後に、5年ぶりの出席になった在校生が「旅立ちの日に」を合唱し、卒業生を送り出しました。
式のあと、卒業生たちは、友人や恩師と記念撮影をして大学生活最後の時間を過ごしていました。
大学によりますと、卒業生のおよそ8割が、来月(4月)から教員や保育士として新たな一歩を踏み出すということです。
小学校の教員になる男子学生は、「コロナ禍の学生生活でしたが、同級生たちと切磋琢磨してあこがれの先生になる願いをかなえられました。いい教員になれるように頑張ります」と話していました。