周南公立大学で卒業式 220人余が学びやをあとに

周南市の周南公立大学で卒業式が行われ、220人余りの学生が学びやをあとにしました。

周南公立大学は、私立の徳山大学を公立化して2年前に設立された大学で、経済学部と福祉情報学部のあわせて224人が卒業式に臨みました。
はじめに高田隆 学長が学部の代表2人に卒業証書を手渡したあと、「皆さんが入学した4年前は、新型コロナウイルスの影響でコミュニケーションも難しくなりましたが、こうした経験は必ず役に立つので自信を持って社会のリーダーとして活躍してほしい」とはなむけのことばを贈りました。
これに対して、卒業生代表の松山航大さんが、「新型コロナで、友人と画面上で向き合い不安な日々が続きましたが、今後は新しい目標へとまい進していきます」と決意を述べました。
式のあと学生たちは友人同士で記念写真を撮りあうなどして別れを惜しんでいました。
卒業生は、「野球部で培ったことを社会人でもいかしたい」とか、「卒業しても大学で学んだ福祉に関わる仕事に携わりたい」と話していました。
周南公立大学は新年度から3学部に増え、新たに「看護学科」が新設されることになっていて、3D映像で解剖学を学ぶ最先端の機器や、多くのベッドが置かれた実習室などを備えた新たな校舎も公開されました。