宇部の高齢者施設 入居者や職員47人感染性胃腸炎に集団感染

山口県は、宇部市の高齢者施設で、入居者と職員合わせて47人が感染性胃腸炎に感染したと発表し、手洗いなどを徹底して感染を予防するよう呼びかけています。

県によりますと、今月(3月)10日から18日にかけて、宇部市の高齢者施設の入居者43人と職員4人が下痢やおう吐の症状を訴え、医療機関を受診したところ感染性胃腸炎と診断されたということです。
症状の重い人はおらず、全員が快方に向かっているということです。
これを受けて、宇部環境保健所は、施設に消毒方法などを指導しました。
ことし県内で感染性胃腸炎の集団発生が確認されたのはこれで3件目です。
県は、抵抗力の弱い子どもや高齢者の場合重症化のおそれもあるとして、帰宅時や食事の前、それにトイレのあとにはせっけんで手洗いすることや、調理の際には食材をしっかり加熱し、調理器具をよく洗って殺菌することなどを徹底して、感染を予防するよう呼びかけています。