「川床」にサウナ完成でお披露目 長門湯本温泉

長門市の温泉地の川沿いの「川床」でテントの中にサウナを備えた施設が完成し、報道関係者にお披露目されました。

川床のサウナは山口県と県観光連盟の支援事業の補助金を活用して、長門湯本温泉の旅館「玉仙閣」が川沿いに設け、報道関係者にお披露目されました。
およそ3メートル四方のテントの中には薪ストーブが備えられ、3人から4人でサウナを楽しむことができます。
サウナでは、熱した石に地元特産のかんきつ類、「長門ゆずきち」の果汁に水を加えた液体をかけると、テント内には爽やかな香りがいっぱいに漂うようになっています。
サウナで汗をかいた参加者は川につかって体を冷まし、川床に置かれたベンチでくつろぐ姿が見られました。
県によりますと、全国で屋外のテントに設けたサウナはあるものの、川床を利用したサウナはほかに例がないのではないかとしています。
高校を卒業したばかりの男性は「自然の中でサウナで汗を流して、とても楽しかったです」と話していました。
旅館の伊藤就一専務は「川床サウナを多くの観光客に広めていきたい」と話していました。
川床サウナは当面は旅館の宿泊客を対象に19日から利用できるということです。