体力・運動能力調査 小学生全国平均下回り 中学生上回る

全国の小学5年生と中学2年生の体力や運動能力を調べる今年度の国の調査で、山口県は小学生が全国平均を下回った一方、中学生は全国平均を上回りました。

国は毎年、全国の小学5年生と中学2年生を対象に反復横跳びや50メートル走、握力など8つの種目で体力や運動能力を調べていて、今年度、山口県からは399校の1万9000人余りが参加しました。
その結果、体力の総合的な指標を示す「体力合計点」は、山口県では小学生で男子が全国平均より0.6低い52.0、女子が全国平均より0.4低い53.9と、全国平均を下回りました。
一方、中学生は男子が全国平均より0.6高い41.8、女子が全国平均より0.7高い47.8と全国平均を上回りました。
小学生は全国平均より低かったものの、前の年度との比較では小中学生ともに点数が向上していて、中学生の男子は平成20年度の調査開始以来、過去最高となりました。
県教育委員会では「去年2月から学校、家庭、地域と一体になって、こどもの体力向上に取り組んできたことが、成果につながったと考えている」と話しています。