インフルエンザ感染者数 4週ぶり増加 警報継続

3月10日までの1週間に県内でインフルエンザと診断された感染者数の平均は4週ぶりに増加し、県は引き続き警報を発令して感染対策の徹底を呼びかけています。

3月10日までの1週間に県内67の医療機関でインフルエンザと診断された人は1医療機関あたりの平均で17.06人と、前の週より1.58人増えました。
感染者数の増加は4週ぶりで、警報の基準となる平均10人を上回っていることから、県は引き続き全域に警報を発令しています。
保健所の管内別では多い順に下関管内が25.08人、岩国管内が19.5人、周南管内が17.75人、柳井管内が16.4人、宇部管内が15.6人、山口管内が14.5人、萩管内が10人、防府管内が8.6人、長門管内が7人となっています。
また、子どもを中心に高熱や結膜炎などの症状が出る「咽頭結膜熱」の平均感染者数は1.4人と、警報の基準となる1人を上回っていて、県は警報を継続しています。
一方、県内67の医療機関の新型コロナの平均感染者数は4.96人で前の週より1.07人減り、6週連続で減少が続いています。
保健所の管内別では多い順に周南管内が7.5人、萩管内が7.33人、長門管内が6人、岩国管内が5.75人、山口管内が5.63人、防府管内が5.4人、柳井管内が4.2人、下関管内が3.54人、宇部管内が1.7人となっています。
県健康増進課は「新型コロナは減少傾向にあるものの、インフルエンザは4週ぶりに増加に転じ、高止まりしている。引き続き十分な換気やこまめな手洗い、場面に応じたマスクの着用など基本的な感染対策を心がけてほしい」と呼びかけています。