外国人観光客受け入れ環境整備へ 山口市に300万円寄付

山口市がアメリカの新聞大手、ニューヨーク・タイムズの「行くべき52か所」に選ばれたことを受け、地元の金融機関が外国人観光客の受け入れのための環境整備に役立ててもらおうと市に300万円を寄付しました。

寄付を行ったのは、市内に本店を置く「萩山口信用金庫」で、11日は椙山一生理事長が山口市役所を訪れ、伊藤市長に300万円の目録を手渡しました。
山口市はことし1月にニューヨーク・タイムズの記事で「2024年に行くべき52か所」に選ばれ、海外からの観光客の増加が期待されています。
山口市は受け取った寄付金を観光案内所や公園などのネット環境の充実のほか、市内の飲食店のメニュー表記を多言語化するための支援などに、活用したいとしています。
萩山口信用金庫の椙山理事長は「地域密着の金融機関として何か役に立ちたいと思い寄付をしました。訪れた人に山口の良さを知ってもらって最終的には観光にとどまらず住んでみたいと思う人が増えてほしい」と話していました。