インフルエンザ感染者数減少も高い水準続く 引き続き警報発令

インフルエンザ感染者数減少も高い水準続く 引き続き警報発令

3月3日までの1週間に県内でインフルエンザと診断された感染者数の平均は前の週より減少しましたが、県は依然として高い水準だとして、引き続き警報を発令して感染対策の徹底を呼びかけています。

3月3日までの1週間に県内67の医療機関でインフルエンザと診断された人は1医療機関あたりの平均で15.48人と、前の週より1.65人減りました。
県内全体の感染者数は3週続けて前の週より減少しましたが、依然として高い水準で警報の基準となる平均10人を上回っていることから、県は引き続き全域に警報を発令しています。
保健所の管内別では多い順に下関管内が24.54人、柳井管内が21人、宇部管内が17.6人、岩国管内が15.38人、周南管内が13.83人、長門管内が11人、防府管内が9.8人、山口管内と萩管内が6人となっています。
また、子どもを中心に高熱や結膜炎などの症状が出る「咽頭結膜熱」の平均感染者数は1.26人で、警報の基準となる1人を上回っていて、県は警報を継続しています。
一方、県内67の医療機関の新型コロナの平均感染者数は6.03人で前の週より0.85人減りました。
保健所の管内別では多い順に防府管内が10.2人、長門管内が8.33人、岩国管内が7.88人、山口管内が7.75人、周南管内が5.83人、下関管内が5.69人、萩管内が4.67人、柳井管内が3.8人、宇部管内が2.6人となっています。
県健康増進課は「インフルエンザもコロナも減少傾向ではあるが、インフルエンザは依然として高い水準となっている。引き続き、十分な換気や細めな手洗い、場面に応じたマスクの着用など基本的な感染対策を心がけてほしい」と呼びかけています。