“間違い探し”で園児が防災学ぶ 山口

東日本大震災から3月11日で13年です。
子どもたちに防災意識を高めてもらおうと山口市の認定こども園で、幼児向けの防災教材を使った授業が開かれました。

この授業は日本赤十字社が山口市の認定こども園、「野田学園幼稚園」で開き、年長の園児80人が参加しました。
授業では園の教室やグラウンドで地震が起きるとどんなことが起こるのか、イラストを使って間違い探しが行われ、子どもたちは、6つのグループに分かれて正しい行動と間違った行動を話し合いました。
そこで子どもたちは地震の揺れで棚が倒れ、壁から時計などが落ちてくる危険があることを知り、頭を守るために体を丸めて低い姿勢をとることや机の下などに隠れることを学んでいました。
その後、避難訓練が行われ教室ではサイレンが鳴り、子どもたちは学んだことを実践していました。
参加した男の子は「地震が起きたら壁からモノが落ちてきたら危ないので、机の下に隠れるようにします」と話していました。
日本赤十字社山口県支部の平山壽樹さんは「子どもたちはいつも親と一緒にいるわけじゃないので、自分の命は自分で守る備えの大切さを知ったと思う」と話していました。