萩の酒蔵を県内在住の外国人が訪ねるツアー

国が特産品を地域ブランドとして保護する制度に中国地方で唯一、日本酒が指定されている萩市の酒蔵を県内在住の外国人が訪ねるツアーが2日行われました。

萩市と阿武町にある酒蔵が作る日本酒は、品質や地域との連携が評価され、国が特産品を地域ブランドとして保護する制度、GI=「地理的表示」に中国地方で唯一指定されています。
この魅力をSNSなどで発信してもらおうと広島国税局は2日、県内に住む外国人向けのツアーを行い、5か国出身のALT=外国語指導助手9人が参加しました。
はじめに参加者たちは萩市の酒蔵を訪れ、製造工程を見学しながら、杜氏の岩崎喜一郎さんから地域の米と水にこだわって酒造りをしていることを教わりました。
このあと4種類の日本酒を試飲したり、場所を移して地元の食材を使った料理と一緒に地酒を味わったりしながら、岩崎さんから「萩・阿武の酒は、魚料理と相性がよく、いろんな味に寄り添うのも日本酒の特徴です」などと説明を受けていました。
参加したフィリピン人の男性は「フィリピンではまだ日本酒が知られていないのでもっと伝えたいです」と話していました。