インフルエンザ 平均感染者数減少も高い水準 警報継続

2月25日までの1週間に県内でインフルエンザと診断された感染者数の平均は前の週より減少しましたが、県は依然として高い水準だとして、引き続き警報を発令して感染対策の徹底を呼びかけています。

2月25日までの1週間に県内67の医療機関でインフルエンザと診断された人は1医療機関あたりの平均で17.13人と、前の週より2.02人減りました。
県内全体の感染者数は2週続けて前の週より減少しましたが、県は、依然として高い水準で警報の基準となる平均10人を上回っていることから、引き続き全域に警報を発令しています。
保健所の管内別では多い順に下関管内が27.54人、岩国管内が25.75人、柳井管内が20.6人、宇部管内が17.9人、周南管内が15.33人、防府管内が8.2人、山口管内が6.38人、萩管内が5.33人、長門管内が3.33人、となっています。
また、子どもを中心に高熱や結膜炎などの症状が出る「咽頭結膜熱」の平均感染者数は0.93人で、警報の基準となる1人を下回っていますが、2週続けて前の週より増加していることから、県は警報を継続しています。
一方、県内67の医療機関の新型コロナの平均感染者数は6.88人で前の週より2.34人減りました。
保健所の管内別では多い順に防府管内が16.2人、岩国管内が9.13人、長門管内が8人、周南管内が7.08人、下関管内が6.46人、山口管内が6.13人、萩管内が6人、柳井管内が3.8人、宇部管内が2.8人となっています。
県健康増進課は「コロナに関しては減少傾向で落ち着きつつあるが、インフルエンザは依然として高い数値になっている。引き続き、十分な換気や細かな手洗い、場面に応じてのマスクの着用など感染対策を徹底してほしい」と呼びかけています。