マツダ 1月の国内生産台数18%減 5か月ぶり前年下回る

自動車メーカー「マツダ」が1月に国内で生産した車の台数は、一部の車種でアメリカ向けの生産が終了したことなどから、去年の同じ月より18%減って5か月ぶりに前の年を下回りました。

マツダによりますと、1月国内で生産した車の台数は5万3665台で、去年の同じ月より18%減って5か月ぶりに前の年を下回りました。
これは、一部のSUV=多目的スポーツ車で主要市場・アメリカ向けの生産が終了したことなどが主な要因です。
工場別では、広島県の本社工場が去年の同じ月より12%減って3万5816台、山口県の防府工場が27%減って1万7849台でした。
また、世界で販売した新車の台数は、去年の同じ月より6%増えて9万9757台と、11か月連続で前の年を上回りました。
これは、アメリカで大型SUVの販売が好調で、1月としてはこの20年ほどで最も多い販売台数となったことや、中国で、去年新たに投入した車などの販売が堅調で去年の同じ月に比べて3倍以上に伸びたことが主な要因です。
一方、マツダは能登半島地震について「震源地に近い地域には、半導体部品を製造している取引先の工場がある。被害状況や在庫を確認しながら、生産・出荷への影響が最小限になるよう努力している」としています。