山陽小野田市 新年度当初予算案 一般会計326億円余

山陽小野田市は、一般会計の総額で326億円余りの新年度・令和6年度の当初予算案をまとめ、このなかで、公営オートレースの収益の一部を繰り入れ、水道料金の引き上げに伴う家計の負担軽減に充てることにしています。

山陽小野田市の新年度の当初予算案は、一般会計の総額で326億5700万円で、今年度の当初予算に比べ11億9400万円、率にして3.8%増え、過去2番目の規模になりました。
このなかで、市は、水道管の更新などのために新年度から水道料金を平均で19.4%引き上げることにしています。
一方、物価が高騰するなか、水道料金の値上げが家計を圧迫するのを避けようと、市の公営ギャンブル、オートレースの収益の一部、7000万円を支援に充てるとしています。
市によりますと、オートレースの収益を繰り入れて財源にするのは平成17年の合併後初めてで、これにより水道料金の引き上げ率は実質的に平均で12.9%、一般的な家庭で500円程度の上昇に抑えられるということです。
また、施設の老朽化に伴って公立の日の出保育園を建て替える事業におよそ5億8800万円が盛り込まれました。
山陽小野田市の新年度の当初予算案は、今月(2月)22日に開会する定例市議会に提出されます。