介護事業者が雇用調整助成金6600万円余を不正受給

山口労働局は下関市や山口市で介護事業を展開する会社が新型コロナウイルスの影響で休業したなどとうその報告をして、雇用調整助成金6600万円余りを不正に受け取っていたと発表しました。

雇用調整助成金を不正に受給したのは、下関市や山口市で介護事業を展開する「ぶち介護サービス株式会社」です。
山口労働局によりますと、この会社は実際には休業していないにもかかわらず、新型コロナウイルスの影響で休業したとする虚偽の申請書類を作成し、令和2年7月から令和4年5月までの間に、あわせて6600万円余りを不正に受け取っていたということです。
労働局が支給状況の調査を行った際、不正が発覚したということです。
山口労働局はこの会社に対して助成金の返還や違約金の支払いなどを命じ、すでに全額が返還されたということです。
山口労働局は「支給状況の調査を行うことで不正受給の防止を図り、適正な支給に努めていきたい」としています。