岩国 地産地消拡大へ 地元産の食材使った弁当を販売する催し

地産地消を拡大しようと、地元産の食材を使った弁当を販売する催しが山口県岩国市で開かれました。

岩国市の農産物直売所で開かれた催しには、▽県産米が100%使われ、▽おかずにも県産の食材が8割以上使われた10種類ほどの弁当が並べられました。
このうち岩国市特産の「岸根ぐり」のコロッケ弁当は1つのコロッケの中に半分の栗が入っていて、温かいうちに食べてもらおうと、注文を受けてからごはんなどをよそっていました。
また、さまざまな地元の味を楽しめるご膳弁当は、岩国れんこんのマーボー炒めや、長州どりのから揚げなどが9つの仕切りの中に盛りつけられています。
このほか、▽あゆの甘露煮弁当や地元のブランド肉、▽高森牛の焼き肉弁当なども販売され、中には1時間ほどで売り切れる弁当もありました。
弁当を購入した市内の50代の女性は「おかずがたくさん入っているうえ、地元の食材を使っているということなので食べるのが楽しみです」と話していました。
イベントを実施した山口県岩国農林水産事務所の朝山哲也 企画振興室長は「思った以上に地産地消弁当の需要が高まっていると感じた。新鮮な地域の食材の味をぜひ楽しんでもらいたい」と話しています。