山口県内の去年12月の有効求人倍率 1.74倍

去年12月の県内の有効求人倍率は就業地別で1.74倍と前の月をわずかに上回り、山口労働局は「持ち直しの動きが続く」などと雇用情勢の判断を16か月連続で維持しました。

山口労働局によりますと、去年12月の県内企業の求人数は就業地別で3万3664人で、前の月と比べて1.5%増えました。
一方、求職者数は1万9316人で前の月と比べて0.3%減りました。
この結果、仕事を求めている人1人に対して何人の求人があるかを示す有効求人倍率は、就業地別で1.74倍と前の月と比べて0.03ポイント高くなりました。
山口労働局は県内の雇用情勢について求人全体で微増微減を繰り返しながらも求人が求職者の数を上回って推移する傾向が今後も続くとしていて、「持ち直しの動きが続く」などとした雇用情勢の判断を16か月連続で維持しました。
山口労働局の名田裕局長は「持ち直しの動きが続くと考えられるが、全国的に物価上昇などが生産や企業収益に与える影響が注視されており、引き続き注意深く見守っていきたい」と話していました。