インフルエンザ感染者数 前週比増で感染対策徹底呼びかけ

2月4日までの1週間に県内でインフルエンザと診断された感染者数の平均は前の週より増え、県は引き続き感染対策の徹底を呼びかけています。

2月4日までの1週間に県内67の医療機関でインフルエンザと診断された人は1医療機関あたりの平均で19.73人と前の週より4.34人増えました。
県内全体の感染者数は昨年末のピーク時よりは少ないものの依然として高い水準にあり、警報解除の基準となる平均10人を上回っていることから、県は全域に流行の発生警報を発令しています。
保健所の管内別では多い順に周南管内が34人、下関管内が22.92人、宇部管内が21.7人、柳井管内が18.8人、山口管内が14.13人、岩国管内が12.5人、防府管内が12人、長門管内と萩管内がそれぞれ5.33人となっています。
また、子どもを中心に高熱や結膜炎などの症状が出る「咽頭結膜熱」の平均感染者数は、前の週に警報の基準となる1人を下回りましたが、再び増加して1.21人となり、警報を継続しています。
一方、県内67の医療機関の新型コロナの平均感染者数は15.81人で前の週より0.58人減りました。
保健所の管内別では多い順に防府管内が24.8人、宇部管内が19.2人、山口管内が18.75人、岩国管内が17.88人、萩管内が16.67人、下関管内が16人、周南管内が11.17人、長門管内が8人、柳井管内が6.8人となっています。
県健康増進課は「新型コロナは4週ぶりに前の週を下回ったが依然として高止まりしている状況で、これから減少していくかは不透明だ。こまめな手洗いや十分な換気、場面に応じたマスクの着用など基本的な感染対策を徹底してほしい」と呼びかけています。